/* キャッチフレーズの2行目 */ #headerTop #site-description:after { content: 'スカイプ・出張にも対応しています。'; display: block; }

障害者手帳のメリットとは

障害者手帳(以下単に手帳とします)とは、日常生活や社会生活において、身体的または精神的な障がいでハンデを背負っている方が様々な支援を受けるための証明書です。手帳は役所で申請をすることで手に入れることができます。どうしても「自分が障害者である」ということを外に見せるということに抵抗を感じるために手帳を取得する気になれないという方もいらっしゃいます。しかし手帳で受けられるサービスや支援は結構多く、上手く利用すれば格段に生活しやすくなります。今回は手帳を使うことで受けられるサービスを一部紹介します。



◎交通機関の割引サービス
北九州市内では、北九州市営バス・西鉄バス・北九州市モノレールといった交通機関がありますが、これらは手帳を提示することで運賃が半額となります。また北九州市在住の場合は北九州市営バスの無料優待券を手に入れることができます。ワークネット北九州がある八幡東区は特に西鉄バスの路線が多く通っており、手帳を使うとかなり交通費を抑えることができます。


◎博物館・美術館・公営プール・公営運動場などの割引サービス
博物館や美術館は手帳を提示することで入場無料になることが多いです。市民プールや運動場も割引になることが多く利用しやすくなっています。

◎障害者求人を利用可能
ハローワークで障がい者向けの求人を紹介してもらうことができます。障がい者向け求人では一般向きの求人よりも、勤務日数・時間を少なめにできたり、働きやすくするための配慮を受けやすくなっています。

◎所得税の障害者控除
手帳を年末調整や確定申告の時に提示することで、所得税の控除を受けることができます。これにより払わなくてはならない税金の額が減り、生活の負担を軽くすることができます。障害者控除は本人だけでなく家族(同一世帯)に障がい者がいる場合でも受けることができます。

これ以外にも多数の割引やサービスが存在します。そして重要なことは、手帳を持っていても使うかどうかはその都度自分の意志で決めることができるということです。まだまだ手帳を外出先で提示することに抵抗を感じる方は多いと思います。最近はスマホのアプリで手帳の代わりをできるものもあり、そういったものを活用するのも一つの手かもしれません。

筆者も手帳を手に入れてから数年利用していますが、手帳を使うことで助かったことが何度もあります。最初こそ手帳を使うことに抵抗がありましたが、最近では遠出するときは必ず手帳が使える場所があるか調べてから行くくらい当たり前に利用しています。手帳を使うことに抵抗がある、または手帳を最近取ったばかりでまだどこで使えるか分からない方は、まずはどんなところで手帳が使えるかネットなどで調べてみてはいかがでしょうか。

(支援員 上村)