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卒業した方から感想をいただきました

3月に入り、少しずつ暖かくなってきました。この時期は卒業シーズンでもあり、4月から生活スタイルが変化するという方も多くいらっしゃると思います。ワークネット北九州では利用を希望される方に対して特に利用開始の月を定めておらず、卒業時期も利用者ごとに違っておりますので、この時期に特別卒業生が多いというわけではありません。それでもこの時期になると、少し寂しいようなしんみりした気分にもなりますね。
今回も卒業された方からワークネット北九州を利用した感想をいただきましたので紹介します。

 3年前の秋、転職を繰り返していた派遣社員を辞めました。通院中の病院の先生に就労移行支援事業所の利用を勧められました。最初はそれにも抵抗感がありましたが、このままではだめだと思い本格的に事業所を探すことにしました。そう思えたのは育てていかなくてはならない娘の存在がとても大きかったです。数か所見学に行き、ワークネット北九州に出会いました。面談の際、今までの話し聞いてもらっていると泥水みたいに自分への違和感や辛かった経験があふれフラッシュバックして呼吸ができなくなるほどでした。

見学の際に、職員の方や利用者の皆さんの様子を見て明るく前向きで温かい雰囲気の事業所と感じてワークネット北九州に決めました。利用者の私を含むみんながそれぞれ抱える葛藤や苦しさ、辛い過去があるけれどそれぞれのペースで楽しく頑張っていました。

 30代後半にして障害者手帳を取得して、障害者枠での就職をすることができました。就職先では色々と配慮がありうまくいっていました。ワークネット北九州の職員の方が会社に訪問して面談をし会社の方と調整をして頂き、電話での相談にも親身になって応じて頂けました。、ジョブコーチの方にも入って頂きアドバイスをもらいました。こんなにもたくさんの方にサポートしていただけていて感謝でいっぱいです。しかし、職場の人事異動などで一緒に働く人が入れ替わり環境の変化にうまく対応できず、退職してしまうという結果になってしまいました。他にも、自分はもっとやれる、障害があるからと馬鹿にされたくないなど余計な感情が渦巻いて自分の状況を悪化させていたようにも思います。

 しかし、その就職の失敗から病院もいけないくらいひきこもり再度ワークネット北九州に戻っても全く人の言葉が信じることができず懐疑心が強くなっていました。薬も飲まなくなり悪化する一方だったんですが、職員の方が連絡をくれていたおかげで再度ワークネットに通所することができました。

 通院も再開しましたが体調もなかなか安定せず、ワークネット北九州への通所も休むことも多かったころ、10代の頃からお世話になっていた病院の先生が亡くなってしまいました。不安や悲しみで落ち込んでいたのですが、転院先の先生に出会いひどい状態から救い上げて下さいました。

 そこから、ワークネットにも続けて通所をできるようになり、就職へ向けて前向きになっていきました。

 それでもいつも前向きにはなれず、自分の障害と向き合う中、仕事、子育て、私生活うまくいかず “子育ては向いてない私なんて母親失格だ” と精神的にかなりまいって落ち込むことも多々ありました。

そこで森本代表に訪問看護の方を紹介されました。普段の生活や子育ての相談、薬の管理など自宅でリラックスした状態で話せるのは私にとって大きな支えとなったと思います。明るく手優しい訪問看護の方は心のお母さんのような存在です。一人一人私の中の心のお母さんが増え、本当にたくさんの方々に支えられていくうちに人に頼っていいんだ、自分のペースでいいんだと思えるようになり次第に自分の中の障害との向き合い方も変わっていきました。恥ずべきことではないし、堂々と自分を好きになっていい、今の状態の自分を受け入れることができるようになりました。

 就職活動は難航する中、体調が整ってきた頃A型事業所に見学に行きました。そこの温かい感じがすぐに体験してみたいと思えました。代表取締役の女性もおおらかで懐の大きく明るい人柄にとても惹かれました。

 たくさん悩み苦しみ反省の繰り返しで、やっと働ける場所に出会いました。

 ここでの出会いは私の人生の宝です。そして、これからは私が人生の宝となれるよう人にやさしく誠実に仕事に邁進してまいります。

 ありがとうございます。また出会いましょう。

(卒業生 Iさん)