朝から元気よく(ラジオ体操)

ようやくジリジリした暑気が緩み、過ごしやすい日が続くようになりました。スポーツの秋ともいわれるように、気温が20℃程度のこの時期は体を動かすのに最適な時期です。小中学校の運動会も5月か、この時期に行われることが多いのではないでしょうか。

ワークネット北九州では毎朝朝礼前にラジオ体操を行っています。「朝眠たい中なんで体操なんてしなくちゃいけないんだ」と子供のころは思っていましたが、逆に朝眠たいからこそ軽く運動をすることで元気になれるというものでもあります。軽く運動したり、ストレッチをすることで全身の血行を良くし、体温を適度に上げます。そうすることで寝ぼけモードから昼活動モードに変えることができるのです。
寝ぼけモードとは睡眠状態から覚醒状態に変わる間に意識は短時間で覚醒状態に変わるものの、身体の方は元気よく活動できるモードに変わるまで時間がかかり、朝なんとなく動くのがだるい状態です。寝ぼけモードは朝起きてから少なくとも2時間程度続くと言われます。寝ぼけモードが長かったり、強かったりすると、二度寝や居眠りをしてしまったり、午前中ボーッとしてしまったりしてしまいやすくなります。当然ワークネット北九州での訓練や就職してからも遅刻してしまったりする原因となります。
寝ぼけモードの強さや持続時間は、生活習慣と起きてからの行動によって大きく変わると言われています。

寝ぼけモードをできるだけ短くするには、睡眠中下がった体温をなるべく早く上げることが重要となります。そのために有効となるのは、朝食をしっかりとり、適度に運動をして、少し冷たい空気やものに触れることです。
朝体操を行うことで効率的に訓練前に身体のスイッチを切り替えることができるわけです。また適度な運動は体を鍛えるのにも有効です。体を鍛えると言っても何時間もランニングしたり、ジムに通ったりするほど強い運動は社会生活においては必須ではありません。一日30分程度歩く、朝体操を行う。これだけでもやるかやらないかで相当な差が出ると言われています。さらに適度な運動を習慣づけていくことで免疫力も高まります。これから冬に向かうにつれてどうしても風邪やインフルエンザや新型コロナなどにかかる可能性は高まります。適度な運動習慣をつけることで病気に対しても予防効果が期待できます。

朝は動くのがおっくうでついついラジオ体操が面倒くさく感じてしまうものですが、メリットいっぱいなので是非毎日しっかり参加してほしいと思います。

(支援員 上村)