食べて夏に備えよう!
先日、就労移行利用者による調理実習が行われました。テーマは「夏バテ予防になる食事」です。このところ北九州市も急に暑くなってきており、熱中症に罹る方が全国的に増えているようです。熱中症にならないまでも、暑さで頭がモヤモヤする、動きたくない、食欲が出ないなど夏バテ症状に悩む方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。夏バテは生活習慣次第でかなり改善されるとされています。逆に言えば、生活習慣が悪化するほど夏バテになりやすく、ひいては熱中症に罹ってしまうリスクも大きなものになると言えます。
食生活習慣で言えば、栄養のあるものをしっかり三食規則正しく食べることが望ましく、食欲が出ないからといって食事を抜くことなどは避けるべきとされています。今回は夏バテに効く栄養なども参考にして献立を参加者で話し合って決めていました。参加者のうち3名から感想をいただいておりますので紹介します。
就労移行でも調理実習を行えたらいいなと思い企画を立ててみました。話し合いのための資料は誰もが見やすいように、メニュー決めではなるべく皆さんの意見をこぼさないように、尚且つ限られた予算の中で簡単に作れるものを。正直、ゼロから企画を進めていく中でぶつかる壁は多く、調理を終えるまでは寒天が時間内に固まるか不安で、私の気持ちの方が固まってしまいそうでした。それでも、参加してくださった方々が楽しかったと感じてくれた、それだけでこの企画を立てて良かったと思っています。
(利用者 Mさん)

私は北九州名物の焼うどんを作ったことがありませんでしたが、興味を惹かれました。参加者の方の中に焼うどんを作ったことがある方がいて、作り方を教えてくれるとのことでした。調理実習前はどんな作り方かよく分かりませんでしたが、野菜を切ってお肉と炒めた後、うどんと合わせ炒めて、焼き肉のたれで味付けをする。作ってみたら意外と簡単でした。味を決める焼き肉のたれが自分の口に合いましたが、今まで知らなかったブランドのものだったので知ることができて嬉しかったです。
デザートの寒天ゼリーも今まで作ったことがなかったですが、フルーツ缶と寒天粉、水、砂糖で作ることができました。寒天を溶かすときは溶かし残しがないようにしっかり火にかけて、沸騰させないといけないなど気を付ける点なども教えてもらいました。大きなボウルで作ったので出来上がりのインパクト大でした。
家でも作りたいと思える料理だったので今回調理実習に参加できて良かったです。ありがとうございました。
(利用者 Dさん)

今回の調理実習では、トマトスープパスタ班と焼うどん班に分かれて調理を行いました。またデザートとしてフルーツ寒天ゼリーも作りました。
私はトマトスープパスタをレシピから自作して調理しました。一度自宅で作ってみてから、合う材料と合わない材料を考えて確かめるのも面白かったです。前日の買い出しでは商品を選ぶのにもどの材料を買うかで様々な意見があり、楽しく買い物ができました。
調理当日は野菜の切る大きさやパスタの茹で方などをアドバイスすることができました。簡単に作れるレシピができたので是非皆様にも自宅で作っていただければと思います。
(利用者 Hさん)
